<お役立ち情報>複合機で印刷した紙に筋が入る時の対処法
複合機を使用している際に起こる一番多い問題が、「印刷した紙に筋が入ってしまう」というものです。印刷した紙に入る筋が、黒(YMCB)が入っている場合と、白の筋が入っている場合(白抜き)の2つあります。
ですが、2つとも複合機のある部分の汚れ、もしくは劣化が原因になっていることがほとんどです。
今回は、自分で簡単にできるクリーニング方法を書いていきたいと思います。
黒、または他のカラーの筋が入っている場合
コピーやスキャンを使ったときに筋が入る場合
原因は、原稿読み取り部分の汚れの可能性が高いです。読み取り部分にほこりや汚れが付いていると、その汚れも原稿に書かれているものだと勘違いしてしまい、そのまま印刷してしまいます。
また、原稿の範囲外に汚れが付いていると、原稿サイズを正しく認識できないといった別の問題も発生してしまうことがあります。
この場合は、原稿読み取り部分を乾拭きしてください。機種によって、読み取りガラス①用の付属のスポンジが付いていることがあります。これは、原稿カバーを上げた端に付いています。
手順は以下の通りです。
付属のスポンジでクリーニングするか、柔らかい布で水拭き後、乾拭きしてください。
同じようにクリーニングします。
原稿を上から抑えるための発泡スチロールの原稿カバーが汚れている可能性もあります。気になる場合は、こちらも一緒に乾拭きしてください。
プリント機能を使ったときに筋が入る場合
原因は、複合機内部にできた汚れの可能性が高いです。部品に汚れやほこりが付くと、結果として黒や色のついた筋となって出てきてしまいます。
この場合は、複合機の内部をクリーニングする必要があります。今回は、SHARPの複合機(MX-2650)を例に使っていきたいと思います。
手順は以下の通りです。
カバーは、両端を持って手前に引くと開くことができます。
両端の緑の部分を押すと、廃トナーボックスが傾きます。上に引き上げてください。
クリーニング棒で3~4回差し込んでください。
※矢印と色に気をつけてください。
※機種によってクリーニングの方法が異なります。詳しくはお問い合わせください。
白の筋が入っている場合(白抜き)
白抜きの場合も、上記のクリーニング方法で解決する場合があります。ただ別の問題の可能性もあります。
- 用紙が湿気を吸っている
- トナーが劣化している
- 内部のパーツの劣化、不良
パーツの劣化は、早めに交換することがおすすめです。劣化したパーツをそのままにしていると、他のパーツへ悪影響を及ぼしていまい、結果的に複数のパーツを交換しなければならなくなってしまいます。
最後に
印刷物に汚れが付いていると、すぐには捨てず、取っておくことが良いです。印刷物があると、その原因の分析にとても役に立ちます。また、コピーを使ったかスキャンか、データからのプリントアウトで汚れが出てしまったかなど、詳細を伝えることがとても重要です。
また、これらを予防するために、日常的なメンテナンスも重要です。丁寧に扱うことで良い状態を保つことができるかもしれません。
複合機の印字不良以外にもお困りごとがあれば、なんでもBIZTECHにお問い合わせください。